〈COLUMN〉私の好きな糸‐カシミヤ-

どんな風にAVRILの糸を使っているのかを紹介していくコラムです。

まずはAVRILの糸の魅力を知り尽くしているスタッフに、お気に入りの糸について聞いてみました。


AVRILスタッフにも人気No.1の糸、”カシミヤ”は最高品質の原料”ピュアカシミヤ”100%”を使用している紡毛糸(※1)です。

編んだり織ったりした後に、縮絨して仕上げることでフワフワになり、最高の肌触りになります(※2)。

カシミヤの魅力は、軽いのに驚くほどあたたかいところ。

なめらかな肌触りも一度その魅力を知ってしまった人はやめられないほどです。

そのカシミヤで作った、織りと編みの作品を紹介します。


スタッフ 片山


綾織(あやおり)で織った、大きめサイズのストール。

カシミヤのふんわり感を生かすために、平織より柔らかな風合いになる綾織を大きな機で織ったそうです。

チェックの配色がキレイですね。ピンクがアクセントになっています。

さっと広げて羽織ると、大きな柄を楽しめます。

カシミヤはとっても軽いので、あえて大きめサイズにしたそう。

大きめサイズでも、柔らかくて軽いので、くるくるっと首もとに巻くのもおすすめです。

あたたかさもたっぷり。

”ふさ”はごろつかないように、ヘムステッチという方法で仕上げています。

シンプルなデザインだからこそ、綾織の模様や、ふさの繊細さが引き立っていますね。




スタッフ 後藤

棒針やかぎ針で自由な感覚で編んだミニマフラー。配色も自由な感覚で。

作ったスタッフの個性が生きています。

店頭で着けていると、その個性的なデザインが目をひき、お客様から”どうやって作っているの?”と声をかけられるそうです。


カシミヤは色数が多いので、配色を考えるのも楽しく、ついついたくさんの色を集めたくなります。でも、決して安くないカシミヤを無駄なく使いたいという方も多いはず。

少しずつ余ってしまったカシミヤを上手に使っている作品です。

棒針部分は輪針でメリヤス編を編み、かぎ針部分はリング編や細編で先端を尖らせるように減目しながら編んでいます。飾りに玉止めでプチプチと表情をつけて。

「敏感肌なので、チクチクウールや化学繊維の素材は、首に巻くとかゆく赤くなるのが悩み…。でもカシミヤなら大丈夫!」とのこと。

あと、とっても軽くて、あたたかいので、肩が凝りやすい寒い時期には重宝しているそう。


カシミヤは何年経っても柔らかい風合いのままで、他のウールに比べると、毛玉が出来にくいことも魅力です!と熱心に説明してくれました。




※1 紡毛糸(ぼうもうし) 繊維長が短めの毛を糸にしたものです。繊維の方向が一定ではなく、嵩高(かさだか)でふくらみがあります。

※2 AVRILのカシミヤで大事なのは縮絨(しゅくじゅう)することです。

一般的に売られているカシミヤは糸の段階で先に縮絨しているので、編んでから縮絨しても風合いは良くなりません。

AVRILのカシミヤは紡績からあがった糸をそのまま販売しているので、作品にしてから縮絨することで、糸の段階で縮絨したものよりぐんとフワフワになり、最高の肌触りに仕上がります。

→縮絨の方法はこちら



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カシミヤ F-2026-B 

全29色 10gあたり約130m

本体価格 1,200円+税

素材 カシミヤ100%




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