どんな風にAVRILの糸を使っているのかを紹介していくコラムです。
まずはAVRILの糸の魅力を知り尽くしているスタッフに、お気に入りの糸について聞いてみました。
スタッフ 小島 【格子柄のストール】
ハーモニーは繭から生糸を採った残りの原料を短くカットして紡績した絹紡糸です。
とても細い糸ですが、滑らかな肌触りとふくらみがあります。
細いシルクの糸”ハーモニー”とカシミヤで織った、格子柄のストールです。
織り上がったときは平らですが、縮絨(※)すると、カシミヤだけが縮み、シルクは縮まないので、くしゃっとした凹凸のある、おもしろい布になります。
シルク独特の光沢感もあり、上品な仕上がりです。
カシミヤは少量しか使っていませんが、肌ざわりがとても良いので気に入っているそうです。
同じく、”ハーモニー”と草木染めのウールの糸で織った、格子柄のマフラー。
ハーモニーは色数も25色と豊富なので、草木染めの微妙な色合いにもきれいに馴染みます。
シルクとウール(カシミヤ)の割り合いをどうするか(どちらを多くするか)で、出来上がりの布の凹凸感がかなり変わるのでおもしろいですね。
どちらも50羽で織ってあり、薄地で軽いのですが、凹凸のボリュームがあり、ふわっとまとうと空気を含んで暖かいです。
※ AVRILのカシミヤで大事なのは縮絨(しゅくじゅう)することです。
一般的に売られているカシミヤは糸の段階で先に縮絨しているので、編んでから縮絨しても風合いは良くなりません。
AVRILのカシミヤは紡績からあがった糸をそのまま販売しているので、作品にしてから縮絨することで、糸の段階で縮絨したものよりぐんとフワフワになり、最高の肌触りに仕上がります。
→縮絨の方法はこちら
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ハーモニー H-0602
全25色 10gあたり約300m
本体価格 380円+税
素材 絹100%
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