どんな風にAVRILの糸を使っているのかを紹介していくコラムです。
どこかユーモラスな表情の動物たちや神秘的な惑星などをモチーフに、ブローチやバッグなどさまざまなフェルト作品を生み出す、フェルトアーティストのヒロタ リョウコさん。
協力: @hitsuji_felt
とってもキュートな作品の数々は、糸になる前の羊の毛を、摩擦や熱、圧力で絡み合わせたり、ニードル針という専用の針で固く差し固めて成形する“フェルトメイキング”という手法で作られています。
糸になる前の羊の毛は、こんなにふわふわなんです。
AVRILではこれまでにも、本格的なフェルトのワークショップを
たびたび開催してもらっています。
-冬の色いろ-たまご型バッグ編
羊毛を使って作るころんとかわいいタマゴ型バッグ
-冬の色いろ-布フェルトのマフラー編
シルクの薄い布とメリノの羊毛に、AVRILの糸“スラブリング”を使って作るマフラー
【ヒロタ リョウコさんにお聞きしました】
‐AVRILの糸をどのように使っていますか?‐
ウールトップ(羊毛)とともに縮絨(しゅくじゅう)させてフェルト作品にしています。
※縮絨=毛の繊維を絡ませて縮ませ、フェルト状(生地)にすることをいいます
ふさの部分に “レインボースラブ” が使われています。
レインボースラブは何色もの色が混じっていることと、ぽこぽこした風合いで
作品に変化が出るのでとても重宝しています。
ウール90%なのでベースの羊毛ともよく絡みます。
原料のスライバーを先に絣染にしておいてから紡績した糸 “レインボースラブ”
1本でも複雑な色合いを楽しめます。
‐AVRILを知ったきっかけは何ですか?‐
大学の染織学科で織を学んでいる時に「変わった面白い糸がたくさんあるよ」と
先生に教えてもらったのがきっかけです。
‐お知らせ‐
25周年企画のスペシャルワークショップ「AVRIL創作日和」(京都 一乗寺・恵文社 コテージで10月開催)にて、ヒロタ リョウコさんをお招きして、ワークショップを開催します!
ワークショップでは、ねこのブローチをつくります。
くわしくは後日、25周年スペシャルサイトなどでお知らせしますので、お見逃しなく!
ヒロタ リョウコ
フェルト造形作家 美術作家
1977年 富山県生まれ
2000年 京都精華大学美術学部テキスタイルデザイン専攻卒
作家活動を始める。
ギャラリーなどの空間を使った表現から 鞄・小物・オブジェまで
「創りたいもの、伝えたいこと」を素直に表現したいと思いながら制作している。
今回紹介した糸
レインボースラブ
10gあたり 約14m ¥200+税
毛90%・ナイロン10%
スラブリング
10gあたり 約14m ¥180+税
毛90%・ナイロン10%
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