どんな風にAVRILの糸を使っているのかを紹介していくコラムです。
京都・二条にある、アトリエ兼ショップ「BIZARRE(ビザール)」は内田 亜斗武さん
と内田 純子さんによる、帽子ブランドです。
帽子といってもアイテムは幅広く、布帛(ふはく)の、いわゆる布で出来たハット
やキャップ、ニットで編むベレーやヘッドドレスなど素材も形もさまざま。
動物や貝などの自然をモチーフに作られることが多いようで、貝のようなうずまき型だったり、ベレーに“つの”がついていたり。
ファンシーヤーンで編まれたモチーフには、一緒にビーズも編み込まれています。
特徴的な素材とデザインですが、かぶると不思議と馴染むんです!
ちょこんとついた2つの“つの”もかわいいですね。
「フォッセターバン」はカラフルな葉っぱのモチーフが印象的。
ロングピッチのグラデーションがきれいな糸 “グラデーションタム”(※1)を使用しています。1本の糸でグラデーションになっているこの糸を、色ごとに集めて1枚のモチーフを編んでいるそうです(例えば、青は青、赤は赤の部分だけ切り分けて、集めています)。
「色ごとに分けて編むのがとっても大変だったんです!」と内田さん。
手間がとっても掛けられている作品にはうっとりしてしまいます。
タッサシルク(※2)と合わせて編まれているのですが、シルク特有の光沢感が1枚1枚のモチーフによって表情が変わるところが、おもしろさになっているそうです。
部分的に入っているファーのような糸 ポリモールもアクセントになっていますね。
フォークロア調の雰囲気にマッチしています。
※1 以前AVRILで販売していた、ロングピッチのグラデーションがきれいな極細のモヘヤ糸。
※2 以前AVRILで販売していた、シルク独特の光沢感と立体的な表情が特徴のシルク100%の糸。
‐AVRILを知ったきっかけは何ですか?‐
18年近く前に北山通りを散歩中にたまたま見つけて入ってみたら、様々な糸が並んでいて、オリジナルの糸であることに感激!! それ以来のおつきあいです。
‐BIZARREさんからのお知らせ‐
下記のスケジュールで展示販売会を開催されます。
BIZARREさんの作品を実際に手に取ってご覧いただけますよ。
10月7日(土)~15日(日) BIZARREアトリエ
10月18日(水)~24日(火) 大丸京都店1階
10月28日(土)・29日(日) 伊勢丹新宿店メンズ館1階
11月1日(水)~7日(火) 大丸梅田店1階
11月8日(水)~14日(火) 伊勢丹新宿店本館1階
11月29日(水)~12月5日(火) JR京都伊勢丹2階
BIZARRE 内田 純子
文化服装学院ニット科卒業。
アパレルメーカーでニットデザイナーとして長年勤務。
サロン・ド・シャポー学院卒業後、帽子オリジナルブランド“BIZARRE”をはじめる。
1999年より京都にて活動をスタート。
現在 京都寺町二条のアトリエ兼ショップで帽子制作。
全国百貨店での期間限定ショップも開催中。
https://m.facebook.com/bizarre.kyoto
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