どんな風にAVRILの糸を使っているのかを紹介していくコラムです。
atelier KUSHGUL(アトリエ クシュグル)さんのアトリエは京都・四条烏丸にある、服とギャラリーのお店「Mustard」の3階にあります。
日の光がたくさん入る、開放感のあるアトリエには、色とりどりの糸やサンプル、織機が置かれています。
ストールやマフラーなどの巻きものの他にも、ポーチやバッグといった小物まで、手で布を織るところからすべて、atelier KUSHGUL 寺田さんが一貫してひとつひとつ作られています。
そして3階のアトリエで作られた作品は、1階の「Mustard」に並びます。
『糸の持つ表情を大切に、布にして形にする。日常の中で使われる布として、その一目一目に“人の手”を感じる、どこかほっとする布を作っていきたいと思います。』
とおっしゃる、寺田さんの作品からは、“やさしさ” と “あたたかさ” が伝わってきます。
ヴィンテージ感のあるこの機械はディスプレイのような佇まいですが
糸を巻き取るための機械なのだそう。
大きな糸巻きから、小さなボビンに巻き取って、ヨコ糸を織る時に使います。
実際に寺田さんが巻いているところを見せてくださいました。
ハンドルをくるくるまわすと糸がボビンに巻き取られていきます。すごい~!
【atelier KUSHGUL(アトリエ クシュグル)さんにお聞きしました】
‐AVRILの糸をどのように使っていますか?‐
『ウールにリネンの素材感がプラスされて、季節を超えて使える質感の布として、ポーチやバッグなどを作っています。素朴な風合いとフワッとしているのに、しっかり感もある所がとても気に入っています。』
ポーチに使われている織り地の一部に、“ラムリネン” が使われています。
素朴な風合いとボリューム感が特徴の糸で、空紡という特殊な紡績方法(国内ではあまり残っていない紡績機を使用しています)で作られた糸です。
ウール(ラム)の暖かみと麻(リネン)のサラッとした風合いが共存しているので、長い期間(季節)楽しめます。
『発色の良さと、なめらかな質感が気に入っています。チェックのポイントカラーに使用しています。』
チェック柄がかわいいポーチには、“コーラス” が使われています。
コーラスは綿100%のしっかりと撚りが入った糸です。グリーンやイエロー・ピンクがきいていますね。
‐AVRILを知ったきっかけは何ですか?‐
北山のお店を見つけたことが最初です。
いろんな種類の糸がずらっと並んでいて感動しました。
atelier KUSHGUL(アトリエ クシュグル)
寺田 靖子
2007年よりスタート。
手織りで布を織り、ストールやバッグ、服、小物など、
日常に使えるものを制作しています。
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